「…やるか!」
「ヘ…?」
勝吾が、パチンと手をたたきながら言った。
「バスケだよバスケ!」
いや、でも……勝吾は、脚が…――。
「元海聖のみんな集めて、バスケやんぞ!……よし、決まり」
勝吾…?
「なに心配そうな顔してんだ」
「…ううん!」
「俺の心配してんのか?」
やっぱり…勝吾は私が思ってることなんでもお見通しだね…。
「バカヤロ。治療したに決まってんだろ!」
「え…?」
「またバスケできんだよ!…つーかバスケは脚が治ってなくてもできたし!」
「…?」
治ったってこと…?
また、バスケできるの…?
本当に……また、勝吾のバスケが見れるんだ…――!
「だから、みんなに連絡頼んだぞ」
「うん!」
またバスケできるんだ…みんなと。
「着いたぞ」
勝吾が家まで送ってくれた。
「送ってくれてありがと」
「おう!じゃあ、また明日な。みんなに連絡ついたら教えろよ」
「了解しました!…主将っ!」
「バーカ!いつの呼び方してんだよっ」
また、右手で顔を掻いた。
「へへへっ」
「クス…じゃ、またな」
「バイバイ」

