地球を守って!恋するヒーロー

頬に置かれたブレットの手をとって、その手に力を込める。


私だって、分からないよ。
何が正しいのか、間違っているのかなんて。


ここで過ごすうちに、分からなくなった。

私には想像もできないような環境で育ったネリや、犯罪をおかすことでしか生きられない人。
リンレイみたいに理解できない人もいて。

自分がどれだけせまい世界で今まで生きていたのか思い知った。


分からないよ......。

だから、私にはこれくらいしかできない。

私の手のひらから力が伝わって、ブレットが少しでも元気になってくれますように......。



「ミーナ......」  


「......うん」



ブルーの目で私を見つめて、私の名前を呼ぶブレットに、私も返事をする。


もう、いい。
ブレットがどんな人でも、チームのために私を騙していたとしても。


それでも、私のヒーローはブレットなんだよ。
好きに......なっちゃったんだよ。


自分でもバカみたいだと思うけど、どうしようもないの。