ところがそんな幻想がある日、女友だちのひと言で砕かれることになった。
『アイツらってさ、ウザイよね。聡美のお姉ちゃん目当てでさぁ』
『え? お姉ちゃん?』
『うん。なーにが、今度聡美んちに皆で集まろうぜ!だよ。下心バレバレだっつーの!』
……言われて、みれば。
男の子たちと私との間で、必ず話題になるのはお姉ちゃんのこと。
そして、その話題を振ってくるのは決まって男の子から。
注意して観察したら、すぐに気がついた。彼らのさり気ない視線の奥に隠れた、真剣で計算深い瞳の色に。
私は、姉ちゃんに近づくために利用されていたんだ。
ダシにされていただけの自分。呑気に友情を信じていた自分。しかも、ひょっとしたらとトキメいていた自分が情けなくてしかたなかった。
『アイツらってさ、ウザイよね。聡美のお姉ちゃん目当てでさぁ』
『え? お姉ちゃん?』
『うん。なーにが、今度聡美んちに皆で集まろうぜ!だよ。下心バレバレだっつーの!』
……言われて、みれば。
男の子たちと私との間で、必ず話題になるのはお姉ちゃんのこと。
そして、その話題を振ってくるのは決まって男の子から。
注意して観察したら、すぐに気がついた。彼らのさり気ない視線の奥に隠れた、真剣で計算深い瞳の色に。
私は、姉ちゃんに近づくために利用されていたんだ。
ダシにされていただけの自分。呑気に友情を信じていた自分。しかも、ひょっとしたらとトキメいていた自分が情けなくてしかたなかった。



