小学一年生くらいのその子は、 髪をくるくる指で巻きながら言った。 「今のあんたが居るのは、私のお陰よ。」 「は、はぁ?上から目線かよ!!」 いかにも年下なのに、調子乗りもいいとこだ。 「やっぱり、覚えてないんだ...。」 少女は、少し悲しそうに言った。