着替えて出てくるともうやながいた。 もう〜、頑張って早く着替えたのに... 「美穂〜、"頑張る"って言ったよな〜。」 ニヤニヤした顔で私を見てくる。 「頑張ったよ〜!」 「ホントに?」 「うん。信じて!」 ちょっとした上目遣いでやなを見る。 「じゃあ美穂のこと信じるよ。」 「やったー。」 「じゃあ、帰ろう。」 「えー、やだ。まだ帰りたくない!」 "やだ"は私のくちぐせ。 まだやなと一緒にいたい。