幸せにしてあげたい






それから六時間めいいっぱい授業を受けた。



「美穂、今日部活来てよ!」



「え、運動はしちゃダメって...」



「見てくだけだよ。部活のみんなも会いたがってるし、一年にアドバイスしてよ。」



「うん。じゃあ早く行こう!」



私は加奈の手を引いて体育館へ急ぐ。

バレーを見れるだけでもうれしい。



加奈が更衣室で着替え終わるのを待って体育館に入る。



「あ、美穂先輩だ。」



そんな一人の一年の声でみんなが私のところによってきた。