幸せにしてあげたい





「土曜日楽しんできなさい。」



お母さんは笑顔でそう言う。


「うん。」




「ところで荷物はまとまってるの?」



「うん。すごいつめこんだ感じだけど...あははは..」


そういってお母さんにかばんを見せる。お母さんは苦笑い。



だってこういうこと苦手なんだもん!



かばんのなかはぐちゃぐちゃ。大丈夫!家に帰れば全部出すんだから...




「まあとりあえず家に行きましょうか。」




そう言われてかばんを持って、お母さんの後をついて病院をでた。