「なに?平仮名にすりゃあ、いいのか。」

このまま、反省文が理解できないまま、村井に降参するのは。

…プライドが許さねえ。



すみませんでした。
きょうはねぼうです。
でも、これはしかたがないことです。
すぎやませんせきがげんいんなんですよ!




そうして、解読した反省文は、あまりにも単純で。




「……っ村井のあほが。これじゃ、反省文じゃなくて。」


そう呟く俺の顔は、無意識に赤くなっていた。


「…俺の言えないような言葉を、いとも容易く並べやがって。」