君が私を思い出せなくても。










私がそう告げると、
ニコニコと笑顔で最後の1枚の花びらを私に渡した。







「結婚しようねっ。


それで、この花もいーっぱい咲かせようね!!」








この約束も、絶対叶えてみせる。







そう誓った日だった。






でも、最悪の事態が発生した。












それが起こったのは、

この後の帰り道だった。