君が私を思い出せなくても。










「おい、心の中で笑ってただろ。
顔に書いてるぞ。

笑っちゃうーって」





よ、読まれてるし…

でも、ちょっとでも
微笑んでくれているのが嬉しい。

お店、来てくれるのかなぁ。




…あ、お化け屋敷のこと、
聞かなきゃいけなかったんだった!






「ねぇ!あのね、文化祭のお化け屋敷なんだけど…」


「お化け屋敷がどした?」


「その、一緒に『水野くん、練習するよー』」





一緒にいこう、と言うつもりだったが
柊ちゃんのクラスの女の子の呼びかけで
最後まで伝えられなかった。




「わかったー。ごめん、話はまた聞くわ!じゃあ、またな。カフェ頑張れよ!」


「ありがと!柊ちゃんもダンス頑張れー!」





そういうと、ニコッと微笑んで
教室へと帰っていった。