君が私を思い出せなくても。









〝キライ〟


私も大好きな、マーガレットにも
柊ちゃんにも嫌われちゃってるのか。







「私のこと、キライなのか…」


『うん、大っ嫌い』





ニコニコと笑っているが
目だけが冷たい表情。


私は夢の中であるにも関わらず、
なぜかその場から早く逃げ出したくなったので、全力で階段を登り走り去った。




怖い、怖い…

柊ちゃんに嫌われるのが怖い。






私は河川敷から必死に逃げた。





『そっちは、危ないよ』


「こ、来ないで!」







私が逃げても逃げても、
追いかけてくる柊ちゃん。





「あんたは柊ちゃんじゃない!!!」


『何言ってるの?俺は柊ちゃんだよ』





だんだんだんだん、
距離が縮まってくる。



な、何が起こってるの。



そう思った時だった。












目の前には、あの十字路。