君が私を思い出せなくても。








『あーんちゃんっ』




ん?これは…夢?






ニコニコと笑い、
そう呼びかける男の子。


「柊ちゃん…」



昔の姿の柊ちゃんが私の手を引っ張り、

河川敷へと連れて来られた。





『みてみて!このお花!!』


「え?」





昔、私たちが見たときは
枯れかけていたはずのマーガレットが
キレイに咲いている。




「なんで、咲いてるの?」


『育てた!じゃあ、花占いするね』





夢の中のストーリーは
勝手に進んでいく。





〝スキ、キライ、スキ、キライ〟




柊ちゃんは交互にそう言い、
あの時のように花びらをとっていく。


そして、最後の1枚。









『キライ』