カーテンの隙間から、
太陽の光が差し込む。






「杏菜!早く起きなさーい!学校遅刻するよー!」


「はーい!もう起きてるよー」







折角の気持ちよく目覚めた朝も、
お母さんの一言で台無し。



それより、
今日も雲ひとつない青い空で
私は切なくなった。





こんな日は、

近くの河川敷の横にあるグランドで
柊ちゃんとサッカーボールを蹴り合って
遊ぶのが日課だったから。










____あの日に戻れたら、



今でも柊ちゃんと一緒に



遊んでいたのかな。