タイムスペース


 後に僕は様々な出会いとすれ違うことになる。
 出会い、というのは人の運命を180度変えるものなのだと再認識した。


 でも出会いにはいつか、終わりというものが来る。

 避けられない事実。別れという、出会いの終わり。


 終わりのない出会いなんてあるのだろうか。


 ひょっとすると、すでに出会っているのかもしれない。

 夢の中で見た、あの世界なら。


 また会えるのだろうか。






――――――


―――







「……」



 見られなかった。



 一日が過ぎた日。新しい朝を迎える、AM6:41。



 一回の夜を終えた。しかし、あの世界には行けなかった。


 タイムスペースに。



 悔しさがあふれる。やはりマグレだったのだろうか。

 マグレというより幻想だろうか。また会いたい。
 ハルカに、昴に。



「何で…」 



 諦めきれない。
 このときはまだ、漠然と信じていた。

 今回はたまたま、見られなかったのであると。


 明日なら見られるだろうか。



 寝てからの挑戦。不思議な事実だと思い、僕は今日も憂鬱に昼を過ごす。