大っ嫌いなアイツに恋をした。




「……チッ、ムカつくあのクソガキ。いいか、アイツには絶対近づくな。わかったか?」



橘はそう言ってあたしの指を絡めてギュと手を握った。


近づくなって言われても昔からの知り合いだし…


でも何か…可愛いかも。



「橘、妬いてんの?」



「はっ!?う、うっせ!その口塞ぐぞバカ!」



最初はちょっとイライラしていた橘だけどあたしの歩調に合わせて歩いてくれる。


あたし…本当に橘の彼女なんだ…


嬉しいな…



「ねぇ、橘〜どこ行くの?」



「ん〜?着いてからのお楽しみ」



橘はニヤッと笑ってあたしの手を引いた。