「ご、ごめん!ちょっとスマホいじってた…」
私は、一度手にしたペットボトルの水2本を元の棚に戻し、食料庫のドアを閉めた。
そしてお兄ちゃんの部屋の冷蔵庫から出した水だけを持って、キッチンへ戻った。
「…お、お待たせ……」
「ああ、ありがとう」
キッチンへ行くと、お兄ちゃん洗い物を終えた所で、スポンジを丁寧に洗っていた…
昨日…
夜中起きた時、そのシンクに血がついてた……
あれは…あの冷凍庫の血なの………?
「どうした?顔色が悪ぞ?」
「………ぇ」
お兄ちゃんは、私を心配そうに覗き込んでいる。
「な、何でもない。お風呂入ってくる…」
「ああ」
私は持ってきた水をキッチンの冷蔵庫に入れ、バスルームに逃げるように入った。
なんだが、すごく怖くてたまらなかった…
私は、見てはいけないものを見ちゃったのかな……
チャポン…
湯船に浸かっている時も、考えるのはやはりさっきの冷凍庫に入っていた血のこと…
昨夜のあのシンクの血……
お兄ちゃん、一体何を隠してるんだろう……
こんなことを、お兄ちゃんに抱くのは初めてのことだった。
私は、一度手にしたペットボトルの水2本を元の棚に戻し、食料庫のドアを閉めた。
そしてお兄ちゃんの部屋の冷蔵庫から出した水だけを持って、キッチンへ戻った。
「…お、お待たせ……」
「ああ、ありがとう」
キッチンへ行くと、お兄ちゃん洗い物を終えた所で、スポンジを丁寧に洗っていた…
昨日…
夜中起きた時、そのシンクに血がついてた……
あれは…あの冷凍庫の血なの………?
「どうした?顔色が悪ぞ?」
「………ぇ」
お兄ちゃんは、私を心配そうに覗き込んでいる。
「な、何でもない。お風呂入ってくる…」
「ああ」
私は持ってきた水をキッチンの冷蔵庫に入れ、バスルームに逃げるように入った。
なんだが、すごく怖くてたまらなかった…
私は、見てはいけないものを見ちゃったのかな……
チャポン…
湯船に浸かっている時も、考えるのはやはりさっきの冷凍庫に入っていた血のこと…
昨夜のあのシンクの血……
お兄ちゃん、一体何を隠してるんだろう……
こんなことを、お兄ちゃんに抱くのは初めてのことだった。



