ヴェルト・マギーア ソフィアと黒の魔法教団

「ちょっと待ってよ!こいつが入学してきたら、私の立場が!」

私は考えるより、行動をした。

「考えるより、先にこいつより技術を高めておけばいいのよ」

私は小さい頃、分厚い魔法書を読んで育った。

他の子ならば、童話などの話を呼んでいるのだが、私が童話に興味がなかったため、お父様が魔法書を私にくれた。

魔法書を読んでからというもの、私は世界を見る目が変わった。

魔法書に書かれている、全ての物に興味を持ち、もっと他の魔法書を読みたいと思い、いつしか私の部屋は魔法書で一杯になっていた。

多分、軽く五千冊は越えていると思うが。

「この魔法書だけじゃ足りない」

この部屋にある魔法書は全て暗記しているため、あまり役にたたない

「やっぱり、禁断の図書室へと侵入するか?」