ヴェルト・マギーア ソフィアと黒の魔法教団

「そ、そんなわけないだろ!テト、これ以上変なこと言ったら追い出すよ!!」

「はいはい、私眠くなったから寝るね」

「本当、使い魔って呑気でいいよな…」

そんな事を呟きながら、私はもう一度新聞に目を落とす。

「私がこんな男に負けるなんて、絶対信じられない」

チラッと下の方を見ると、その男についての情報が書かれていた。

「なになに?名前はアレス、医療魔法が得意で、魔法、天文学など、全てにおいて素晴らしい成績をおさめている。ふん、私と変わらんな」

まだ続きがあり、読んでいくと。

「今度、エアトート魔法学校に入学するね、エアトート魔法学校に来るのか…!なんだって!」

アレスと言う男は、今度、エアトート魔法学校に入学するらしい。