ヴェルト・マギーア ソフィアと黒の魔法教団

「そうだよね~、だって今じゃ絶対零度の女何て呼ばれてるし、その上男たちからの評価も低いことで」

「テート!!!」

「ご、ごめんごめん!う、嘘だよ」

「どうだか」

私は、目の前の机に広げられていた魔法新聞を手にとって読んでみる。

「その記事、前の新聞にも載っていたわよ」

「あぁ、私も見たよ…」

「凄いわね、もしかしたらソフィアより上に行くのかもね?」

「そんな事は無い、この男が私を抜かしたとしても、抜き返すだけだ」

「へぇ~、じゃあ抜かされること認めてるんだ」

テトの言葉に、私は一瞬戸惑った。