ヴェルト・マギーア ソフィアと黒の魔法教団

ミッシェルは、私を抱き起こす。

私は、上級魔法を使いすぎたせいか体がふらついた。

「大丈夫ソフィア?」

「なんとか…」

まさか、ミッシェルに助けられるとは思っていなかった。

しかし、小龍たちはそんな私たちを簡単に逃がすはずがなく、私たちに向かってくる。

「炎の玉(ファイアーボール)!」

炎の玉をくらう小龍は、その場へと落ちる。

「凄い!流石ソフィアね!」

「これくらい、出来て当然だ」

「しかし、君はそれ以上の魔法を使える」

私たちの背後でサルワが言う。

それに私が最初に気付き、ミッシェルを横へと押す。

「きゃぁ?!」

サルワは、私の首を掴む。

「ソフィア!」

「逃げろ…ミッシェル…!」

私は、男の腕を掴む。

「そんな、ソフィアは」

「早くいけ!」

私は、サルワの足を蹴る。

「くっ!」

サルワは手を離し、私は距離をとる。

「また、後で会おう」

私はそう言い、ミッシェルに微笑む。

「…でも」