ヴェルト・マギーア ソフィアと黒の魔法教団

「あんなもの、誰かに見られたら…」

そう考えた時、大きな爆発が聞こえた。

「な、なんだ?!」

大きく地面が揺れる。

目を前を見ると、赤い光が目を映る。

「あそこは…!」

赤い光が見える方向は、学校がある方だった。

「まさか!」

俺の中で嫌な予感が過ぎる。

そして、再び大きな爆発が起きる。

「やっぱり!」

俺は、走り出す。

爆発が起こっているのは、魔法学校からだった。

俺の中の嫌な予感というのは――。

「黒の魔法教団…」

学校のあちこちから悲鳴が上がる。

学校の周りからも。

住民たちは、慌てて外へと出てくる。

学校に着いた俺は、目の前の光景に驚いた。

「…ドラゴン…」