ヴェルト・マギーア ソフィアと黒の魔法教団

「こ、これは……」

「お前でもこれは見ずらいだろ」

これは、地図と呼べる物なのか?

一応学校の構造は描かれているが、その場所の名前は書かれておらず、所々シミみたいなものがありとても見ずらい。

「おい、これはシュー先生がお前に渡したんだよな?」

「そうだけど、あとあの先生からは当分の間ソフィアが校内案内役だと聞いたけど」

「私はそんなの承諾した覚えはないぞ!それに、その件については断ったはずだ!!」

「だけど、俺はそう聞いている。文句があるなら直接あの先生のところに行ったらどうだ?」

あいつめ…、勝手にこいつの校内案内役に決めて。

(どこまで私を雑用係にするつもりだ?)

私は拳に力を入れる。

「ま、そういうことだ。でもソフィアが嫌なら、俺から先生に言ってやってもいいけど?」

「えっ?」

「嫌なんだろ?俺の校内案内役がさ、別にソフィアじゃなくても他の人たちに頼めることだし」

アレスは、そう言い私の隣を通り過ぎようとしたとき、私は大声をあげた。