ヴェルト・マギーア ソフィアと黒の魔法教団

「だ、だって!本当の事だろ、お前の目つきで人が固まりゅ!!」

「うっさい黙れ、これ以上行ったら炎の玉(ファイアーボール)で消し炭にしてやるぞ!!」

「わ、わかりゅましゅた」

私は、マイケルの口を掴んでいた手を離す。

「こ、こえー……」

小さくそう呟くアレスを軽く睨み付け、私は自分の席へと戻る。

「お前ら早く席にもどれよ」

シュー先生の言葉と共に、みんなは再び座る。

(ソフィアのやつ、もしかして絶対零度の女って呼ばれるの、ずっと嫌だったのか?)

アレスがそんな事を考えていると知らない私は、ずっと窓の外へと視線を向けていた。

そして、長かった最初の授業が終わり、今度は別棟への移動教室だ。