ヴェルト・マギーア ソフィアと黒の魔法教団

「……何でこうなるかな?」

アレスは、頭をかきながらゆっくりと私の所へと来た。

「まぁ、改めて宜しくなソフィア」

「……。お前からそんな事言われるつもりはない。私がお前と宜しくやろうだなと、思っているわけ無いだろ」

アレスから視線を外す。

「それは、勿論分かっている」

なら言うな。

「おいおい何だ二人共、もしかしてお互いに知り合いなのか?」

「うっ!」

シュー先生の言葉で、周りから歓声が上がる。

「嘘!そうなの?!」

「信じられない〜」

あのクソ先生め!昨日のことで私に恨みでもあるのか!

「うーん、そうだな。俺達の関係は幼馴染ってところだな」

「「えぇーー!!!」」

「ちょ、ちょっと!!!」