ヴェルト・マギーア ソフィアと黒の魔法教団

「そんなに気になるの?」

俺のすぐ後ろで声がした。

「…確かテトって言ったか?」

「そうよ」

「お前に一つ聞く、ソフィアは何で俺を嫌う?」

「貴方は、ソフィアと仲良くしたいのかしら?」

「仲良くしたいとは思っているさ、一応幼馴染なんだし……」

はっきり言うと嬉しかったんだよ、ソフィアが俺の事少しでも覚えていてくれた事が。

でも俺はあまりソフィアのことは覚えてない。

けど、少しずつでもいいから思い出していきたいと思ってるんだ。