ヴェルト・マギーア ソフィアと黒の魔法教団

「そりやぁ、覚えていないのは当然だ、まだ俺達六歳だったからな」

「そ、そうだな」

「じゃあ、改めて名乗るよ。俺の名前はアレス」

「あ、アレス……」

「まぁ、昔のようによろしくな」

と言いかけた所で、ソフィアはいきなり立ち上がった。

「な、なんだよ?」

「お父様!約束通り少しだけお話しました。魔法書をください」

「それなら、テトに渡してあるよ」

「では、失礼します」

ソフィアは、扉へ向かって歩き出す。

訳が分からなかった。

「俺、何かまずいこと言ったかな?」

「それは、ないはずだよ」