ヴェルト・マギーア ソフィアと黒の魔法教団

【アレス】

「ご主人様、アレス様が到着されました」

「そうか、通してくれ」

「はい」

俺は、大きな扉の前で待っていた。

「アレス様、こちらへ」

執事の人が俺を中へと案内してくれる。

(本当に大きいな、でもやっぱり俺の家の方が広いか)

「やぁアレス君」

そんな事を考えていると、理事長の声が聞こえた。

「お久しぶりです、理事長」

「久しぶりだね、アレス君」

理事長は軽く手を上げると、執事は一礼し部屋から出て行った。