「あーもぅ!イライラする!!!」 

私は、長い階段を降りながらいう。

「何が数日間だけアレスと居ろだ!何で私があんな奴と!」

「ソフィア、会ったこともない男に対して怒るの、どうかと思うけど」

「うるさい!テト!!」

「はいはい」

もう二度と先生の所へなんか行かない!

いや、行くもんか!!

「先生のせいで、勉強時間が潰れた…」

「あ!そうだソフィア、貴方前から理事長に用事があったんでしょ?」

「お父様に?確か…そんな事もあったな。お父様の所に新しい魔法書が届いたから取りに来いと」

「なら、帰る前に寄って行けば?」

まぁ、一度部屋に戻って行くより、直接行った方がいいか。