ヴェルト・マギーア ソフィアと黒の魔法教団

「今度雑用係とかの仕事を私に頼んで来たら、一瞬で灰にしてやる!」

「あらあら、相当恨んでいるのね」

「別に恨んでなんかいない、私はただ貴重な勉強時間が削られるのが嫌なだけだ」

「そうなんだ。私的には勉強しずきの貴方には、いい休みが取れるかと思っていたけど」

「どこが休みだ!勉強以上に疲れるだけではないか!!」

「はいはい」

「たく…」

そんなに勉強して、何が悪いというのだ!

好きな事を好きなだけやる、私はただそうするだけだ。

(もし、あの先生が何かを言ってくるようであれば、お父様に頼んで…)

「ほらソフィア、半分まで来たわよ」

「やっと半分か…」

「まだまだ上だから、のんびり行きましょう」

まだ最上階まで時間はかかりそうだが、早く用事を済ませて、勉強に戻ろう。