ヴェルト・マギーア ソフィアと黒の魔法教団

「……ふん!」

私は壁に張り出されていた、魔法中間テストの結果を見た後、方向を変えて部屋へと帰った。

「す、凄い迫力だね!」

「こ、これで分かったでしょ!何で絶対零度の女って呼ばれているのか」

「うん、雪女(スノウウーマン)のように睨みつけてくるからでしょ!」

「そう!そこ!でもあの目つき何とかならないのかなぁ?」

「どうして?」

「だってさ、ソフィアちゃん無口でいれば超美人だし、成績よくていいし。さらに、理事長の娘だよ!」

「そうだね!でも私は今のソフィアちゃんが一番好きかも」

「あんたって子は……」

「え?」