ヴェルト・マギーア ソフィアと黒の魔法教団

【ソフィア】

朝の練習を終えた私は、魔法書を読んでいた。

「本当、毎日見てよく飽きないわね」

「当たり前だ、常に魔法書を読んでいるのは、次の授業の予習だ」

「とか言いつつ、本当は今日来る転校生の事が気になってるんでしょ?」

「な!なわけないだろ、第一私はそんな男に興味は無いし」

「どうかしらねぇ~」

テトは、何かを知っているような口振りで話していた。

「テト、お前何か知っているのか?」

「別に、私は何も知らないわよ」

何か胡散臭い…。何か私に隠してるな。

「あ、そうだソフィア、今日の魔法新聞が届いていたわよ」

「あ、ありがとう」