ヴェルト・マギーア ソフィアと黒の魔法教団

「テト、ソフィアはどうした?!」

「それが…」

テトは、前へと目を向けた。

俺も続いて目を向けた。

「な、んだよこれ…」

目の前の景色は、さっきと全く変わっていた。

それに、所々凍っていた。

「まさか、フィアが何かしたのか?」

「いや、フィアは…」

ロキが言葉を言いかけた時、空から何か降ってきた。

そして、氷の上へと落ちる。

「一体何起こっているんだ?!」

「フィア!!」

ロキは、急いでフィアに駆け寄る。

空から降ってきたのは、傷ついたフィアだった。

「大丈夫か!」

「あ……、あぁ…」

フィアの愛剣のサファイアも折られていた。

「まさか、ソフィアが…」

すると、翼を広げたソフィアが、ゆっくりと降りてくる。

「貴方の負けよ」

「さすが、魔人の力だ…」

まさか、フィアはソフィアと闘ったのか?

「人間が、私になんて勝てるはずないのよ!」

ソフィアがフィア達に手を向ける。

「ま、まずい!」

このままだと、ソフィアはロキとフィアを殺す。

今のソフィアは、躊躇いもなく誰かを殺せる。

「さて、とっておきの魔法を使ってあげ……」

「…なんだ?」

突然ソフィアが頭を抱えて唸り始めた。

「やっと始まったか…」

サルワは、壁に手を当てて立ち上がる。

「ソフィアに、何をしたのよ!」

テトがサルワにさけぶ。