ヴェルト・マギーア ソフィアと黒の魔法教団

「これで、教団のアジトが見えやすくなったと思うわよ。ほら――」

フィアの指を差す方向に、俺達は目を向けた。

「あれが、教団のアジトか…」

ここからはまだ遠い位置に、大きな屋敷が見えた。

その屋敷の上には黒い雲がどんよりと浮かんでいて、所々光っていた。

「さて、走りましょ」

「あぁ」

俺達は、再びムニンを先頭に走りだした。