ヴェルト・マギーア ソフィアと黒の魔法教団

フィアとは、前に何回か仕事が一緒だった事があって親しくなったというか。

別にそんな深い関係ではなく。

って、俺は誰に言い訳してんだ。

「フィアは、ただの仕事仲間だ。それに、俺はソフィアの事は何とも思ってない」

「俺を呼び出す時大切な人だって、言ってたよな?あれは、嘘なのか?」

「そ、それは違わないけど」

それとこれとでは、気持ちが全然違う。

確かにソフィアは、大切な人だ。

だけど、それが好きっていう感情なのか俺には分からない。

「ま、その話はまた後程ね。そのフィアがとても強い魔道士なら、心強いわね」

「あぁ、それにフィアも黒の魔法教団のことを追っていたしな」

「何か関わりがあるのか」

「詳しくは話せない。フィアから口止めされてるからな」

「了解」

サルワの研究所を後にした俺達は、忘却の山へ向かって走り出す。

時間はもう少ない。

ヴェルト・マギーアが完成する前に、ソフィアを取り戻さないと。

世界が終わる。

(待ってろよ、ソフィア!)