「見てみて!またあの子が一位だよ」

「本当だ!凄いよねやっぱり」

「憧れるなぁ~!」

「でも知ってる?あの子絶対零度の女って呼ばれているんだって」

「絶対零度……?あっ!知ってるー!」

どこからともなく、私の事を噂している奴らがいる。

「でも、何で絶対零度の女なの?」

「それはね」

一人の女が私についてベラベラと喋っているから、私は思いっきりそいつを睨んだ。

「ひゃっ!」

「お前、私の事ばかりそいつに話しているが、そんな事話してどうするんだ?話のネタにするのか?それとも私を馬鹿にするためか?」

「ち、違うよソフィアちゃん、私はただ」

「まぁ、そんなのは別にいいが、そんな事している暇があったら帰って勉強でもしていろ」

「は、はい!」