嬉しくない。 こんな紙くず。 俺は颯太の言葉を無視して 落ちたそれをカバンに押し込めた。 パンパンに膨れ上がっているカバン。 そういえば 昨日入ってたラブレターも カバンに入れたまま放置だった。 悪いことしたなと 罪の意識は全くなかった。 だって俺にとって恋とは 両想いにならないと意味がない。 だからこんな紙くずも 俺が想っていなけりゃ意味ない。 そう自分で考えて思って 胸がツキリと傷んだ。