「なに言ってるの! これから、心、大事にするんでしょう? これからなんでしょう!?」

必死で叫ぶが、アイスはそのまま静かに目を閉じた。

息がかすかに震えていて、暑いくらいなのに息が白い。

「誰かぁ! ・・・ソムチャイ、ソムチャイ!」

大声で叫んだ。

「ソムチャイ!」

苦しい。

胸が苦しい。


お願い、ソムチャイ、助けて!

かすかにいくつかの足音が聞こえたような気がした。

耳を澄ますと、もう聞こえなくなっている。

アイスの体から力が抜けてゆく。

「ソムチャーイ!」