ずっと

「今度は、桜が颯大を支える番だ」

「うん、そうだね」

と言っても、颯大と夏音ちゃん。大丈夫な気がしていた。

だって、お互い想いあっているんだもん。 

「それじゃ、帰るか」

「うん」

行くときの関係は幼なじみ、帰りは恋人同士。

「何か、凄い嬉しい」

先の関係を望めなかった私だけど、一歩踏み出せば、変われることもある。それを教えてくれたのは、私の弟や夏。私の周りは、私の大好きな人でいっぱいだ。