ずっと

「そういえば、遊園地に行ったとき、桜お化け屋敷で大泣きしたよな」

「そ、それ言わないで!!!」

「確か小五だったよなぁ~。あの時は面白かったぜ」

夏はいつも私の事をいじってくる。

「でも、あの時そんなに怖くなかったよ」

「え?あんなに大泣きしたのに?」

「大泣きしてないよ、軽く泣いただけ!あの時は、夏が居たから怖くなかったんだよ」

「俺と?」

夏は私の言葉に反応した。