ずっと

「何を?」

「いやいや、もういいよ。お互い頑張りなね」

「「お互い?」」

雪香の言葉で、私は夏を、夏は私を見てきた。

目があったとき、ドキッとした。





その帰り道、私達はいつも通り帰っていた。
 
「遊園地楽しみだね~」

「だな」

私が楽しみにしている気持ちと、夏が楽しみにしている気持ちが、何となく違う気がした…。