ずっと

男の人に連れられ、私は中庭へと来た。

「その、小咲さん。」

「は、はい…」

もう、このパターンには馴れてしまった。

「小咲さん!その、好きです。俺と付き合ってください」

深々と頭を下げられてしまった。

「えっと…、ごめんなさい。私を好きになってくれる事は嬉しいけど、私好きな人がいるので、ごめんなさい」

今度は私が深々と頭を下げる。