どんなに叫んでも、口から出るのはヒュー、ヒューっていう音だけ。 そうだ、叩けばいいんだ! そう思って握りこぶしを作ろうとするけどうまく力が入んない。 なんで⁉︎なんで⁉︎ 自分の無力さに思わず涙が溢れる。 でもね、 類「おい、鈴!どこだ!」 恋「あと地下はここの倉庫だけだろ」 金「ほら、あそこ!跳び箱が扉を塞いでる!」 「「「「「「あ!!」」」」」」 彼らの声を聞いて、気づいてくれて、無性に安心するんだ。