「お嬢様、到着しました。」


『ありがとう』


ドアの取っ手に手をかけようとすると。


後ろから凛久が手を握ってきた。


凛「今から鈴は、別の人になるんだよ。


ツンとして、高嶺の花って感じに。


手握られても真っ赤にならないんだよ?笑」


そう言ってニヤリと笑う凛久。


くっそー!!絶対完璧にやってやる!!


私は高嶺の花。気高く。


今、新しい扉を開ける。