『ちょっと待って、親父。ちゃんと最小から説明して。』
パ「じゃあ最初からきちんとね。
まず、ママと昔から神城グループの方は鈴ちゃんに、神城組はお兄ちゃん達に継がせようって話になってた。
でも今は、お兄ちゃん達がアレだから、どっちも鈴ちゃんが継ぐことになった。
だからうちの組とかの幹部クラスの人は鈴ちゃんが継ぐことを知ってるんだ。」
将来二つ両立してかなきゃなんだ...
パ「で、そんな時に鈴ちゃんが監禁されたって話が出た。
内々で済んだから良かったけど、あれが外に出ると私達の信用にとって大きなダメージだったな。」
あ、沙耶ちゃんと知り合った時のか。
パ「幸い、うちの幹部にばらすような人はいなかったけれどね。
でも、今度は鈴ちゃんへの不安の声が上がったんだ。」
『鈴への不安??』

