そう言って、鈴ちゃんはノートに今回の範囲をまとめだした。


なんか、わいネガティブなことばっか言っとるやん。


めっちゃウザいやつやん。


雷「鈴ちゃん、マジで申し訳ないわ...


こんな時間も手間もかかること、頼んじゃって...」


『えっ!?全然このくらい良いのに!』


雷「いやいや、わいが鈴ちゃんにできること何もないやん。」


『んー、でも、ずっと人に教えてみたかったんだよね。


家庭教師の人にずっと憧れてたんだ。


だから、教育実習?って感じで、下手かもしれないけどよろしくね。』


教育実習、か。


何ならわいも、鈴ちゃんの初めての生徒な訳やし、30点絶対超えてみせる!


雷「うぉっしゃーー、頑張るで!!」




類「なんか、熊の唸り声みたいの聞こえなかったか?」


恋「...寮の中からだね...」