【完】恋愛距離*.゜ーボクラノキョリー





だからもう、告白なんてしないで欲しい。俺のことは、放っておいてくれていいから。



寝ても覚めても、脳裏にちらつくのはたった一人の女の子の笑顔。



俺のすべてを愛して、好きだと言ってくれた女の子。



笑顔が可愛くて。

優しくて。

日溜まりのように暖かくて。



全てを俺に預けてくれたあの子を傷つけたのは、──紛れもない、この俺だった。



思い出したくなんてないのに、思い出さずにはいられない。そんな自分に、チッと舌打ちした。



……いい加減忘れろよ。覚えてたって辛いだけだ。──もうあいつも、あいつとの日々も戻ってきやしない。



それに、いくら後悔しても、もうこれから先、あいつに会うことなんて二度とない。



──勝手に、そう決めつけてた。