俺はそれに対抗するようにそう言って、恵梨の肩を抱き寄せた。
俺がこんなことばっかりしてるからか、今じゃ俺達は学年の公認カップルだったりして。
まあ、そっちの方が俺は嬉しいけど。
相変わらず騒がしい二人は放っておき、二人で校舎内に入る。
今日は始業式だけで終わりだ。
「恵梨、帰りどこか寄ろうか」
そう言うと、恵梨がニッコリと嬉しそうに頷く。
「じゃあ、理貴が行きたいって言ってた駅前のお店いこ!」
そうして、自然と手を繋いだ。
──俺達の心は、繋がれた二人の手のように固く結びついて。
きっともう、解かれることはない。
俺たちの距離は「0」だ。
Fin


