土屋もお人好しだよな。
俺だったら、自分の彼女の元彼と話し合おうなんて思えない。
「……俺の心が狭いのかな」
頭をガシガシと掻きながら、俺も自分の家へと帰っていった。
──翌日。
9時くらいに目が覚めて、あれ、そういや土屋、何時に行くとか言ってなかったよな?と思い返す。
まあ、午後だよなきっと、なんてボーッとしながら考えてたら。
「理貴ー!お友達きてるわよ!」
と玄関の方から母さんに呼ばれた。
友達?……昴か?
「理貴ー!」
「はいはい。聞こえてるって」
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…