いよいよブーケを投げる時が来た。


誰が受け取るのか楽しみー!



「皆ー!行くよー!」



そう言って投げると皆が騒ぎながらブーケを見ていた。



そしてブーケを取ったのは…


「え?わ、私?」



美月だった。


「いいな〜、美月」


とあちこちから声が聞こえる。



「美月がブーケを取ったってことは!
美月の好きな人と幸せになれるんじゃない?w」



美月の好きな人。


なんでも仕事の先輩でかっこいいらしい。



「なっ…!そ、そんな奇跡みたいなこと起こるわけないって…!///」



「とか言っちゃって〜w
顔真っ赤だよ〜ww」



……今思うと私達って全然変わってないんだ。



高校の時からずっとこうだ。

でも…変わらない方がいい。
私達は私達だから。