「質問に答えろ。お前がここに来る必要ねぇだろ」




隣にはバド部がいる。


えみもバド部に入部してるんだ…


えみが龍汰の姿を見つければまた過呼吸になりかねない。





「俺がここに来る必要はある。
だって俺バスケ部に入部したからな」



「…っ!」



…マジか…



相当やべぇよ…




バド部の方を見るとえみは体育座りをしながら皆が打つシャトルを目で追っていた。





「その反応からしてえみの過去を聞いたってところ?
あの会議室でのこと…」




クスクス笑いながら言う龍汰に怒りを覚えた。




さんざんえみを苦しめといて反省しない…





なんなんだ…こいつは…!